シダックスカルチャーホール

最寄り：渋谷駅　徒歩6分
住所：東京都渋谷区神南1-12-10

渋谷駅はJR、東急、京王、東京メトロの6駅と8路線のターミナル駅となっている。あまりに巨大で複雑な駅なので迷うこともしばしば。また、三大副都心（新宿、池袋）の一つで昔から若者を中心とした流行の発信地として有名。2014年の「渋谷ヒカリエ」の会場を皮切りに駅周辺は再開発が進んでおり、2027年まで開発ラッシュがつづく。

今回は本業のレストランカラオケでは最大級のチェーンである「シダックス」の「シダックスカルチャーホール」を訪問し、会場を利用する事務局の目線で話しを伺った。

「シダックス」はレストランカラオケの全国チェーンで有名だが、最近は特に社長の発案で文化発信事業にも力をいれているとのこと。全国のカラオケボックスには必ずと言っていいほど40名程度が収容できるパーティールームがあり、昼間はヒップホップやフラダンスなどの教室が開催されており盛況とのこと。こちらのビルはその総本山といった感じか・・・

正面を入ると白を基調としたロビーがあり、ホテルのような上質な雰囲気。にこやかに出迎えて頂いた受付の女性スタッフの前を通りすぎエレベーター乗る。渋谷の駅前の喧騒とは対照的な静けさだ。

最上階に上るガラス張りのエレベーターからは眼下に音も無く山手線の車輌が通過していく。

最近新設された6階のシダックスホールBを見せていただく。白を基調をしていて清潔感あふれる会場となっている。

8階のにあるシダックスホールAでセミナーや発表会を行った後、こちらの6階に移動しての懇親会、パーティーとなるケースが多いという。また、セントラルキッチンを利用した本業のパーティー料理は価格は控えめながらお客様に好評とのこと。

8階のシダックスホールAに到着。円形でゆったりカーブを描いたホワイエが特徴的だ。

ホール入口。舞台までかなり距離を感じる。

なるほど、舞台の方に行くほどに天井が高くなっているので広く開放的に感じる。床から垂れ幕などを吊るすバトンまでが約4ｍ。天井までは約8メートル位なので天井を仰ぐと高く見える。

先日も有名な元時代劇俳優のファンの交流会など開催されていて、すごくファンとの親近感がわきプレミア感増すというのが主催者側の評価。

座席は天板が出せるようになっているので資料を伴う説明会などでもＡ４サイズなら問題なく置ける。

舞台の高さは40ｃｍで一番後ろの観客席からでも十分講演者の顔が見える。舞台の袖から裏の控室につながっているので奥に進んでみる。

こちらは事務局の控えスペース。舞台の進行状況はカメラを通してモニタで確認できる。

更に奥に進むと出演者の控室。出演者はこちらでメイクなどの身支度をしたり出番まで休むことができる。

こちらは舞台の照明や音響をコントロールするオペレーター室。専門的な機器が並ぶが、会場スタッフが基本の使い方を教えて事務局自身で操作してもらうケースが多いとのこと。プロのオペレーターを手配することも可能。

今度はホワイエを見せていただく。カーブが特徴的だが結構奥に長いつくりだ。

こちらは一番奥からエレベーターホールに向かっての画像。50名程度の立食パーティーも可能だが、 隣のビルの宴会場で食事をしてもらうことが多いらしい。

8階のロビーからの風景。道の先を行くと渋谷駅に至る。集客力がバツグンの立地と230名というややコンパクトなホールのため芸能人のファンとの交流会や試写会の需要が増えているのはうなづける。周りはＩＴ企業が多いためか新商品の発表会なども開催されるという。レストランカラオケで有名な同社らしい、親しみを感じさせながらも細かな利用者の 使い勝手を考えたホールと感じた。出演者と観客との距離感が大事な交流会や会社説明会など、イベントの開催に利用してはどうだろうか。