会議を活性化させる手法と用語を解説
何となく名前を聞いたことがあるが実際どういう意味かは曖昧な会議の用語。ここでは会議のやり方に関する用語の解説を通して、会議を活性化せるためのノウハウをご紹介していきます。
アイスブレイク
特に出会ったばかりの人達とリラックスした雰囲気で会議や商談を始めるのは難しいものです。「アイスブレイク」はその名の通り氷が解けるように、会議の前に人と人とのわだかまり解いてリラックスした雰囲気を作るための会話やミニゲーム、ちょっと変わったアプローチを指します。
会議や商談をスムーズに進めるビジネスパーソンはこの「アイスブレイク」を大切にしています。変わった所では大阪難波の貸し会議室ではハロウィンで使うコスプレの衣装をレンタルしており、コスプレをして会議に臨むというアプローチを提案していました。マンネリ化した社内会議も盛り上がりそうですね。
ワールドカフェ
ワールドカフェと会議の手法とは中々結びつきませんが、1995年にアメリカで開発された会議手法です。堅苦しい会議よりもオープンカフェのようにリラックスした空間でお互いの意見を出し合った方が発想も豊かになり、色々意見交換も活発化するという考え方に則っています。カフェのようなリラックスした雰囲気を出すため、テーブルには食べ物や飲み物が配置され飲食は自由にできます。
まず、参加者全員と話し合うべきテーマを共有します。4,5名程度のグループに分けて、共通の話題について議論します。そして指定の時間になれば一名を残して他のグループを再結成します。残った一名が新たなメンバーにどのようなアイデアや課題があったかを説明して、更に議論を深めていきます。それを何回か繰り返したのちそれぞのアイデアをまとめて発表し、アイデアの共有を行います。
ブレインストーミング
ブレインストーミングは1950年ごろに開発された会議手法です。よく会社などでも研修や会議などで「ブレスト」として皆さんも経験があるのではないでしょうか。集団発想法、課題抽出とも言われており、通常は5~7名多くとも10名程度が一番効果があると言われる会議です。 このブレストでは4つのルールがあります。
最近では行政の首長でも「ロックダウン」「ステイホーム」等の横文字で表現する機会が増えました。会議の用語でも「ブレスト」「アイスブレイク」「ワールドカフェ」等、増えています。
恥ずかしい話ですが私自身、研修で「ワールドカフェ」形式で参加したのですが、「なぜ”世界のカフェ”がこの研修内容に関係するのだろう?」と毎回疑問に思いながら参加していたことを思い出します。是非、主催者は参加者に対して横文字を使いつつも、その用語の意味も伝えてください。そうすれば、参加者も趣旨を理解し積極的に会議に参加してくれるでしょう。