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今更聞けない「コワーキングオフィス」「シェアオフィス」の違いとは?

コロナ禍は、今まで当たり前と思っていた働き方や働く場所について意識を変える切欠となりました。長い時間を掛けて満員電車に揺られて都心のオフィスに通う、交通費と時間を掛けて遠方に出張に行く、そんな働き方が過去になりつつあります。一方、働く場所については、以前から「コワーキングオフィス」や「レンタルオフィス」は都内を中心に多く存在していました。しかし、利用するのは一部のフリーランスであったりスタートアップ企業の起業家等に限られていました。それも同様に状況が変わりつつあります。



今更聞けない「コワーキングオフィス」「シェアオフィス」の違いとは?

ニューノーマル時代の現在は事情が変わり、働く場所の利用者が、個人であるか法人であるかより、自分にとって都合の良いスペースとは「コワーキング」「自宅」「本社」なのか、それぞれ自分に合った働く場所を自分でカスタマイズする時代なりました。もちろん、レンタルスペースでは無く、自宅でも作業やwebの会議に参加したりも可能ですが、やはり占有のスペースが欲しい。では「コワーキングスペース」を探せばいいのでしょうか?それとも「レンタルオフィス」がいいのか?そもそも違いは何なのでしょうか。今さら聞けないレンタルオフィス、コワーキングオフィス、、、、様々なワーキングオフィスの違いと特徴をご紹介したいと思います。



コワーキングオフィス

レンタルオフィスが個室であるのに対して図書館の様なオープンスペースでフリーランスや異業種のエキスパートとワイワイ交流しながら働くスペースになります。歴史的には浅く、2005年頃に一人で仕事をするのに飽き飽きしたアメリカのソフトウェアエンジニアが、サンフランシスコにコワーキングスペースを開業したのが始まりです。その後、日本には2010年頃に普及しました。シェアオフィスとの違いは明確ではなのですが、シェアオフィスがあくまでも個人が仕事をする場に対して、コワーキングオフィスは交流しながら仕事をする場というイメージになります。月に数回異業種交流会を実施しているコワーキングオフィスもあり、新しい働き方を実践するオフィス形態です。


レンタルオフィス

専用のオフィススペースがあり、施錠出来るなどセキュリティも充実しており、コピー機やユーティリティは共有で利用できるのでスタートアップの企業に便利なオフィスとなっています。都心では海外の企業が賃貸契約などの煩わしさから解放されるためにレンタルオフィスを借りるケースが多いようです。また、都心などでは高額になりがちなハイグレードなビルでもレンタルオフィスであればやや低廉でスペースを利用できるのも魅力の一つです。また、会社として登記できる点もコワーキングオフィスにはない機能です。


シェアオフィス

シェアオフィスは正確にはシェアードオフィス(Shared-Office)となります。シェアオフィスはコワーキングオフィスと混同され易いですが、複数の企業やフリーランスと共用でオフィスを利用する形態を指します。最近の言葉かと思えば、例えばデザイン事務所や弁護士事務所など個人がオフィスを共有することで仕事をシェアしたり刺激を受けたりする働き方は昔からあったようです。私の所感ですが近年「コワーキングオフィス」と呼ばれている場は、積極的な会員間の交流の場を提供するというより「シェアオフィス」のことを便宜的に「コワーキングオフィス」と呼称しているように感じます。


サテライトオフィス

サテライト・オフィス(satellite office)は、大企業や官公庁、自治体の本庁舎や本部から離れた場所に開設された小規模のオフィスを指します。始まりは1984年に日本電気株式会社(NEC)が、東京都武蔵野市の吉祥寺エリアにサテライトオフィスを開設したのが始まりとされています。逆に、郊外や地方にある大学や企業が都心にサテライトオフィスを構える場合もあります。当時は都心に地価が高騰している状況で土地の安い郊外に拠点を設け、また、従業員が働きながら育児や介護をできる環境を提供するために大手企業を中心に開設された経緯があります。現在は中小企業やフリーランスも都心に赴くことなく、コワーキングスペースなどを利用することでサテライトオフィスの環境を実現しています。


個室型テレワークスペース

コロナ禍で自宅で作業をすることが当たり前になった近年、新たな働く場所として注目を浴びるようになった個室型のオフィススペースです。コワーキングオフィスでは資料を第三者に見られてしまう、Web会議をすることができない、自宅では十分な作業スペースが確保できないなどの問題から都市近郊を中心に増加してきました。近年ではカラオケボックスやネットカフェなども個室のテレワークスペース事業に乗り出すなど異業種でも参入が活発化してきました。

例を挙げるとカラオケルームの大手、株式会社第一興商では、カラオケルームをワークスペースとして提供する「オフィスボックス」という名称でワークスペースを提供しています。以前はカラオケボックスで仕事をするというのは抵抗がありましたが、コロナが終息した後も日中はネットカフェやカラオケボックスのテレワークスペースに出勤して仕事をするというのが日常になるかもしれません。


まとめ

今回はコワーキングオフィス、シェアオフィスなど各種オフィスの違いについて解説しました。それぞれ呼称に明確な違いはないのですが、それらの言葉が生まれた時代背景には大きな違いがあり、一部でしか浸透していなかったテレワークのスタイルが、今回のコロナ禍で一気に浸透した様に思います。満員電車に揺られて時間を掛けて都心の大きなオフィスに皆が一堂に会し仕事をするという働き方は過去の物になりつつあります。皆様も是非自分に働き方にあったオフィススペースを活用してください。